【第116回 CRIフォーラム開催概要】
日 時:平成25年7月18日(木)午後3時00分~5時00分
会 場:東京・日比谷プレスセンタービル10F
会 費:CRI会員1名5千円/非会員1万5千円
*終了後懇親会を開催致します(参加自由:5千円)
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今回は2つのテーマで開催致します。
PART-Ⅰ
仙台CATVの「第4のサービス」
「ホームセキュリティの可能性」と「NET―TVへの挑戦」を聞く
講 師 仙台CATV㈱ 営業統括部長 日高 邦明氏
PART-Ⅱ
OTTは脅威か機会か・・。
「BroadcastAsia2013」視察で見えてきたアジアの「スマートTV &OTT」ビジネス環境
講 師 東京ケーブルネットワーク㈱ 執行役員/㈱J.COTT 代表 遠藤 昌男氏
【PART-Ⅰ】
仙台CATVの「第4のサービス」 「ホームセキュリティの可能性」と「NET-TVへの挑戦」を聞く
「放送・通信」に次ぐケーブルテレビの新たな(第4)サービスとして、地域の「安心・安全」サービスが注目されています。
仙台CATVは、「地域密着サービスの充実」と「インターネットの利用拡大」を目的に、「ホームセキュリティサービス」を展開しており、2年前からは、仙台市に隣接する「名取市」の集合住宅(2000世帯)に、ケーブルテレビとセキュリティが「一体となったサービス」を実施しています。
「インターネットの利用拡大」の取組みとしては、コミチャンVODサービス「NET-TV」も運用しており、「セキュリティ&コミチャンVOD」による「第4のサービス」を実践しています。
そこで、第116回「CRIフォーラム」では、
1.クワトロサービスとしてのホームセキュリティ
2.団地への導入、面で行うセキュリティサービス
3.ビジネスとしての可能性と課題
4.なぜNET―TV(コミチャンVOD)なのか?
5.イベント/震災情報におけるNET利用
6.メディアミックスとしての展開は?
など、仙台CATVの新規ビジネスへの「挑戦」をお聞きします。
【PART-Ⅱ】
OTTは脅威か機会か・・。「BroadcastAsia2013」視察で見えてきた
アジアの「スマートTV&OTT」ビジネス環境の報告
CRIでは、6月18~21日にかけて、シンガポールで開催された「BroadcastAsia2013」を視察しました。
会場は、2Kや4Kの放送システム(カメラ、編集機器、サーバー)に加えて、IPTVやスマートTVなどのネット配信ベンダーやアプリ事業者が多数出展しており、「OTT」や「コネクテッドTV」など、新たな映像配信のプラットホームやマルチスクリーンサービスに関するテクノロジーが紹介されていました。
また、早くも「OTT2.0」のコピーが掲示されており、「OTTはモバイルやPC、タブレットで視聴する時代(1.0世代)から、ファミリー(子供や女性、高齢者など)がテレビを通じてOTTを視聴する時代に入っており、アジアにおけるOTTマーケットは、2015年には2000億市場にまで拡大するだろう」と予測しています。
そこで、第116回「CRIフォーラム」では、
「BroadcastAsia2013」の視察報告を行います。
また、デジタルTV向け「OTT」ビジネスを手掛けるWOWTV(M2B)のビジネスモデルを紹介します。
会場では「OTT Threat or Opportunity?(OTTは脅威か機会か?)」と題した雑誌が配布されており、 「放送事業者にとってのOTTは『脅威』だが、ケーブルテレビ事業者にとってのOTTは『機会』である」と記されています。
また、WOWTVアジアの代表者も、「OTT事業者にとっての競争相手はケーブルTV局だが、ケーブルTV局がOTTサービスを開始するならば最強のサービスとなるだろう」と指摘しています。
そこで、J.COTTの代表でもある遠藤氏には、「会場視察とM2B」訪問を通して見えてきた、ケーブルテレビによる「OTTサービス」について報告をいただきます。
*「M2Bワールド・アジア・パシフィック」(米国系ベンチャー企業)
06年から、アジア地域でオンデマンドとブロードバンド・チャンネルのプロバイダーを実施。10年からは、サムソンやLG電子、パナソニック、ソニーのデジタルテレビを介して、「OTTプラットホーム」(WOWTV)サービスを提供している。サービスの主体は、マレーシア、韓国、中国、日本で、現在のユーザーは120万(内、22万がシンガポール市場)。サムソンのデジタルテレビは世界130各国で発売されており、物理的には全世界がマーケットである。